
UnityでUIのボタンをクリックしたときに特定の処理を実行したい場合、ボタンにスクリプトのメソッドを割り付ける必要があります。
この記事では、初心者の方でもわかるように、ボタンを作成してクリック時にメソッドを呼び出すまでの手順を丁寧に解説します。
🔧 1. ボタンを作成する
まずはUnityのシーンにボタンを配置します。
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メニューから
「GameObject」→「UI」→「Button (UI)」 を選択します。 -
自動的に「Canvas」と「EventSystem」も作成され、ボタンがシーンに追加されます。
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Hierarchyビューで
Buttonを選択し、右側の Inspectorビュー を確認します。
💻 2. 実行したいスクリプトを作成する
次に、ボタンをクリックしたときに呼び出したい処理を記述したスクリプトを作ります。
例として、ボタンを押したらメッセージを表示する簡単なスクリプトを作成します。
using UnityEngine;
public class ButtonAction : MonoBehaviour
{
public void OnButtonClick()
{
Debug.Log("ボタンがクリックされました!");
}
}
このスクリプトを保存して、Unityに戻ります。
🧩 3. スクリプトをオブジェクトにアタッチする
作成したスクリプトをどこかのオブジェクトにアタッチします。
(※ボタン自体でも、他の空のオブジェクトでも構いません)
例:
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Hierarchyで「Create Empty」を選択します。
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生成されたオブジェクトの名前を変更しておきます。
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先ほど作成した
ButtonActionスクリプトをこのオブジェクトにアタッチします。
🎯 4. ボタンにメソッドを割り付ける
次に、ボタンに「どのメソッドを実行するか」を指定します。
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割り付けたい
Buttonを選択し、Inspectorの中にある
「Button (Script)」コンポーネントを探します。 -
下部にある「On Click ()」という項目を確認します。
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「+」ボタンをクリックしてイベントリストを追加します。
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新しく表示された枠の中に、スクリプトを持っているオブジェクトをドラッグ&ドロップします。
(例:Button自身、またはスクリプトをアタッチしたオブジェクト) -
右側のドロップダウンから
ButtonAction → OnButtonClick()を選択します。
▶ 5. 実行して確認する
最後に「再生ボタン(▶)」をクリックして実行します。
シーン内のボタンをクリックすると、
Consoleビューに「ボタンがクリックされました!」 と表示されれば成功です!