【Django】マイグレーション実行時に「sqlite3.OperationalError: table "**********" already exists」のようなエラーが出た時の対処方法

Djangoで作業をしていてマイグレーション実行時に以下のようなエラーがでることがありました。

この復旧にかなり手間取ったので、備忘録として残しておきます。

sqlite3.OperationalError: table "**********" already exists

"**********"の箇所は、テーブル（モデル）の名前が入っているようなメッセージです。

これは、モデルの変更やマイグレーションなどいろいろといじっているうちに何らかの拍子に履歴と実データの間に不整合が発生してしまったせいのようです。

実際にやった解決方法は以下となります。

（１）まず、以下を実行します。

python manage.py showmigrations

これを実行すると、マイグレーションの履歴が表示されます。

この中で、先頭から途中まで、左側に[X]が続いている履歴が続き、途中から[ ]になっていると思います。

この[ ]になっている先頭（のファイル）が問題を起こしている箇所に相当するので、そのファイルを削除するというものです。

自分は念のため？、「__init__.py」以外のファイルで、「0001_initial.py」以降の連番がついているファイルと「__pycache__」フォルダを一旦全部削除しました。

（２）

その後、

python manage.py dbshell

で、データベース操作モードに切り替えます。

正常に切り替わると以下のような表示になります。

(myvenv) C:\Users\hoge\>python manage.py dbshell
SQLite version 3.35.4 2021-04-02 15:20:15
Enter ".help" for usage hints.
sqlite>

続いて、テーブル一覧を確認します。

sqlite> .tables

登録されているテーブルがずらっと表示されると思います。

表示は、「app名_モデル名」のような記載になっていると思います。

その中で、エラーの原因になっているテーブルを探します。

探し出したら以下のようにそのテーブルを削除します。

sqlite> drop table abcdef;

上記の例では、「abcdef」を該当のテーブル名としています。

再度テーブル一覧を確認します。

sqlite> .tables

該当のテーブルが削除されていればＯＫです。

sqlite> .exit

でテーブル操作モードを抜けます（Ctrl+Cでも可）。

これで、再度マイグレーションを実行すると正常完了すると思います。