PythonでSeleniumを使用してWebサイトへのアクセスをする場合に必要になってくる機能の1つにウインドウの遷移(切替)があります。
Webサイト上でボタンなどをクリックした時に新規ウインドウが別タブ、別ウインドウとして開いた時は、自driverが操作できるウインドウハンドルを切替えてやらなければなりません。
目次
# あるボタンbtn1をクリック(これにて新規ウインドウオープンの場合) btn1.click # ウィンドウハンドルを取得する newhandles = driver.window_handles # driverでの操作できるウインドウを切り替える driver.switch_to.window(newhandles [1])
上の例では、まずはじめにbtn1をクリックしていますが、これにて新規ウインドウが開いたとします。
この場合に、操作できるウインドウをを切り替えるには、その次の行にあるように、
newhandles = driver.window_handles
で新しく開いたウインドウも含めたウインドウハンドルを取得します。
ウインドウハンドルはdriver.window_handlesで取得できます。
driver.window_handlesはlist型配列として格納されています。
これにより取得したウインドウハンドルを利用して、その次の、
driver.switch_to.window(newhandles [1])
で、操作できるウインドウを切り替えています。
newhandles [0]は配列の0番目のハンドル、
newhandles [1]は配列の1番目のハンドル
を表し、新規ウインドウが開いた時に、あらかじめ何番目のウインドウかが分かっていれば、driver.switch_to.windowでそのハンドル番号を指定することで、ウインドウを切り替えることができます。
また、
# driverでの操作できるウインドウを切り替える driver.switch_to.window(newhandles [-1])
とすることで、配列の最後のハンドルのウインドウに切り替えることが出来ます。
通常、新規ウインドウは配列の最後に追加されますのでこれで新規ウインドウに切り替えることが出来ます。
ただし、自分が見た限りでは、開くウインドウの数が多くなってくると必ずしも末尾に追加されるわけではないようです。
この場合の対処方法については、後日、追加で記事を書く予定です。
また、PythonにてSeleniumを活用してスクレイピング、RPA化などを行っていく場合に必要となりそうな内容の記事を一覧として以下にまとめましたのでよかったらご参照ください。
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