【ExcelマクロからのI.E.操作】I.E.のセキュリティに絡むエラー（オートメーションエラー）発生時の対応方法

ExcelからのI.E.操作の時にひっかかった点があったので備忘録として書き残しておきます。　　

ExcelからI.E.操作をするよう以前にマクロを作成して活用していました。

ある日、急にそれまで使用出来ていたマクロでエラーが出て止まるようになってしまいました。

エラーはオートメーションエラーというエラーでした。

いろいろと調べていったところ、「I.E.のインターネットオプションのセキュリティ設定」が絡んでいるということがわかりました。

１．オートメーションエラー発生時の対応方法

「I.E.のインターネットオプションのセキュリティ設定」は、

右上の「歯車マーク」選択→「インターネットオプション」選択→「セキュリティ」タブ選択します。

そうすると、以下のようなウインドウが表示されていると思います。

ここで、上部の「インターネット」「ローカルネット」「信頼済サイト」「制限付きサイト」を選択すると、それぞれのセキュリティ内容の設定ができます。

この中の下部の「保護モードを有効にする」を有効にするかどうかが関わってきました。

自分の場合は、この中の「ローカルネット」「信頼済サイト」での「保護モードを有効にする」にチェックが入っておらず有効になっていませんでした。

この状態で、I.E.インスタンス作成時に、

ie = CreateObject("InternetExplorer.Application")

のような作成の仕方をした場合にエラーが発生していました。

結果的には、

（１）

「ローカルネット」「信頼済サイト」の「保護モードを有効にする」をチェックなし

の場合、

I.E.インスタンス作成では、

ie = CreateObject("InternetExplorer.ApplicationMedium")

または

ie = New InternetExplorerMedium

とすることで、整合性が中レベルとなりこの状態でインスタンスが作成され動作可能となるようです。

（２）

「ローカルネット」「信頼済サイト」の「保護モードを有効にする」をチェックあり

の場合、

I.E.インスタンス作成では、

ie = CreateObject("InternetExplorer.Application")

または

ie = New InternetExplorer

で、整合性が低レベルとなりますがこの状態でインスタンスは作成され動作するようです。

詳しくは以下に説明の記載がありました。