Django Girls and Boys 備忘録

Python、Selenium、Django、java、iPhoneアプリ、Excelマクロなどで気付いたこと、覚えておきたいことなどを載せていきます。

【Python】enumerate()関数、reversed()関数を使用したループ処理や辞書型オブジェクトdictのループ処理などのfor文の使用方法



Pythonでのfor文にはいろいろな使い方がありますが、前回の記載にて基本的な使い方というところまでを載せていきましたので今回はそれに入らなかったもの、それ以外のものを載せていきたいと思います。

 

 

 
目次

1.リストのインデックスと要素を取り出したい場合(enumerate()関数)

 
 
リストなどから要素とインデックスの両方を取り出したい場合はenumerate()関数を使用します。
 
通常、enumerate()関数を使用しない以下のような場合には要素のみを取り出します。
 
fruits = ['Orange', 'Grape', 'Apple']

for name in fruits:
print(name)
 
 

結果は、

 

# Orange
# Grape
# Apple
 
のようになります。
 
次に、これにenumerate()関数を使用して以下のようにすると、
 
fruits = ['Orange', 'Grape', 'Apple']

for i, name in enumerate(fruits): print(i, name)
 
結果は、

 

# 0 Orange
# 1 Grape
# 2 Apple
 
のようにインデックスと要素の両方が取り出せます。
 
また、enumerate()関数では2番目の引数に開始値を指定することができます。
たとえば、以下のように指定すると、
 
fruits = ['Orange', 'Grape', 'Apple']

for i, name in enumerate(fruits, 11): print(i, name)
 
結果は、

 

# 11 Orange
# 12 Grape
# 13 Apple
 
のようになります。
インデックスの開始値が11からになっています。
 
 
 

2.リストなどの要素を逆順で要素取得したい場合(reversed()関数)

 
 
リストなどから逆順で要素を取得したいような場合にはreversed()関数を使用します。
たとえば、以下のように指定すると、
 
fruits = ['Orange', 'Grape', 'Apple']

for name in reversed(fruits): print(name)
 
結果は、
 
# Apple
# Grape # Orange
 
のようになります。
 
また、range()関数をreversed()関数の引数にすることで以下のように逆順のforループにすることもできます。
 
 
for i in reversed(range(5)):
    print(i)
 
結果は、
 
# 4
# 3
# 2 # 1 # 0
 
のようになります。
 
 
 

3.辞書型オブジェクトdictをfor文でループ処理する場合

 
 
辞書型オブジェクトdictをfor文でループ処理する場合には、メソッドkeys(), values(), items()を使います。
 
辞書型オブジェクトをそのままfor文で回すと以下のようにキーkeyが取得できます。
 
 
d = {'key1': 1, 'key2': 2, 'key3': 3}

for k in d:
    print(k)
 
結果は、
 
 
# key1
# key2
# key3
 
となります。
 
メソッドkeys()を使用して同様のことを行う場合には、以下のようにします。
 
 
d = {'key1': 1, 'key2': 2, 'key3': 3}

for v in d.keys(): print(v)
 
これによる結果も先程と同様に、
 
 
# key1
# key2 # key3
 
となります。
 
同様に、各要素の値valueに対してforループ処理を行って値を取り出したい場合はvalues()メソッドを使用します。
 
 
d = {'key1': 1, 'key2': 2, 'key3': 3}

for v in d.values(): print(v)
 
これにより、
 
 
# 1
# 2
# 3
 
と値valueが取り出せます。
 
文各要素のキーと値のペアを取り出したい場合には、items()メソッドを使用します。

 

for k, v in d.items():
    print(k, v)

 

 これにより、

 

# key1 1
# key2 2
# key3 3

 

 とキーと値が取り出せます。

 

以上がPythonのfor文についての追加説明になります。
 
 

また、PythonSeleniumの活用に必要となりそうな内容についてこれまで記載してきた記事を一覧として以下にまとめましたのでよかったらご参照ください。

 

kuku81kuku81.hatenablog.com

 

 

 

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