【Excel　VBA】あるシートのセル範囲に変更があった時に処理を実行する方法

Excel VBAで作業している時にある特定のセルに変更があった時に何か操作したい場合があったりします。

そのような場合の方法について紹介します。

１．あるシートに変更があった時に処理を実行する方法
２．あるシートのセル範囲に変更があった時に処理を実行する方法

１．あるシートに変更があった時に処理を実行する方法

シートモジュールの Worksheet_Change関数は、文字通りそのワークシートに変更があった時に呼び出される関数です。

そのため、まず、１つ目として、該当シート全体に対して何らかの変更があった時に、ある操作を行いたいような場合は、以下のように記載します。

Private Sub Worksheet_Change(ByVal Target As Range)
    MsgBox "シートに何らかの変更がされました"
End Sub

これにより、このシートに何らかの変更が加えられたときは、

メッセージボックスにて、

　　「シートに何らかの変更がされました」

と表示されます。

この関数自体は、該当シートのモジュール内に記載します。

次に、該当シート内のあるセル（範囲）に変更があった時に処理を実行する方法です。

２．あるシートのセル範囲に変更があった時に処理を実行する方法

これは、シートモジュール内に記載されたWorksheet_Change関数内で、Intersect関数を使用することで実現できます。

Intersect関数は、複数のセル範囲の重なっている範囲を取得する関数ですが、これを使用して以下のように記載します。

Private Sub Worksheet_Change(ByVal Target As Range)
    If Intersect(Target, Range("C3:F5")) Is Nothing Then
        Exit Sub
    Else
        MsgBox "セルの値が変更されました"
    End If
End Sub

上記の内容は以下のようになります。

まず、該当シート内に変更があった時は、このWorksheet_Change関数が呼ばれます。

この中で、Targetが変更があったセル（範囲）となります。

この中で、

　　Intersect(Target, Range("C3:F5"))

は、「変更があったセル範囲（Target）とC3からF5の範囲の重なり」を取得することになります。

。

　　If Intersect(Target, Range("C3:F5")) Is Nothing

で、この重なりが何もなかったときは

　　Exit Sub

ということで何も実行せずにWorksheet_Change関数を抜けます。

反対に、何らかの重なりがあった時は、

Else側が実行されますので、

　　MsgBox "セルの値が変更されました"

にて「セルの値が変更されました」と表示されます。

１，２の場合共、MsgBoxの行を処理したい内容に変更すれば、変更時に処理を実行させることができます。

また、2の場合に変更をチェックする範囲を変更したい場合には、Range("C3:F5")を他の範囲に変更することで実現できます。

以上が、あるシートのセル範囲内に変更があった時に処理を実行する方法となります。

繰り返しになりますが、この関数自体は、該当シートのモジュール内に記載します。

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